[dropcap]イ[/dropcap]ンドを去ることになった昨年2月前後から、デリー、京都、豊橋、東京などで、ヒンディー語映画について講演をする機会を何度かいただいた。聴衆層によって内容は異なるが、ヒンディー語映画にある程度なじみ深い人たち向けの講演では、21世紀に入ってヒンディー語映画がどんな理由からどんな変化を遂げて来たか、について話をさせていただいた。
おそらくその一連の講演の最後となるものを1月26日に東京渋谷アップリンクで行う。さすがにインドを去って1年が経過しようとしているので、もうヒンディー語映画の最新情報について偉そうに語る資格はなくなるだろう。現に、昨年話題となった映画の多くをまだ鑑賞していない。その内の多くは、何とかDVDは入手したが、日本にいるとヒンディー語映画を見る時間が取りにくくなるもので、なかなか見る機会に恵まれていない。インドに住んでいた頃は、新作を封切り日に見ることが常だったのだが、それと比べるとかなりの堕落ぶりである。ただ、地道に消化して、ちょっとしたレビューもこのブログにアップして行きたい。
さて、1月26日の講演であるが、日程や会場などの詳細は以下の通りである。音楽評論家サラーム海上さんと、和光大学の村山和之先生が主催のイベントである。
題名:サラーム海上のエキゾ夢紀行番外編:これでインディアのアルカカットが目撃したヒンディー語映画の10年
日時 1月26日(日)16:00開場/16:30開演
料金 予約¥1,800/当日¥2,000(共に1ドリンク¥
会場 Uplink FACTORY(1F)
講演の内容は、今のところ以下のものを予定している。
- 映画の「産業」化
- マルチプレックス時代
- ジャンルの多様化
- ヒングリッシュ映画
- 100カロール・クラブ
- デリー派
- 女性像の変化
- 恋愛映画の変化
- 映画と社会
ヒンディー語映画に関心のある方に是非参加していただきたい。
このイベントは大盛況の内に終了しました。ありがとうございました。